ガザからイスラエルに戦闘員侵入、ロケット弾攻撃で女性1人死亡
ガザ(CNN) イスラエル国防軍(IDF)は7日、パレスチナ自治区ガザから複数の戦闘員がイスラエル領内に入ったと明らかにした。この直前にはロケット弾の一斉発射で1人が死亡、少なくとも3人が負傷していた。
パレスチナの武装集団ハマスはロケット弾攻撃を認める声明を出した。
ハマスの軍事司令官は録音メッセージで、「アルアクサの嵐」作戦を発表。「ロケット弾5000発で敵の陣地や空港、軍の陣地を狙った」と明らかにした。
IDFはガザ付近に住むイスラエル国民に対し、自宅にとどまるよう警告している。
イスラエルの救急活動組織「マゲン・ダビド・アドム(MDA)」によれば、ガザから発射されたロケット弾で1人が死亡、少なくとも3人が負傷したという。
ガザにいるCNNプロデューサーはロケット弾を目撃した。ガザ北方のテルアビブ一帯や東方のベエルシェバ、両都市の間に位置する多数の地域で警報が鳴り響いた。
MDAによれば、ロケット弾の一斉発射の後、クファル・アビブで70代の女性が死亡した。
アシュケロン一帯でも2人が軽傷を負い、ヤブネでは20代の男性が破片により中程度のけがを負った。
ロケット弾は現地時間7日午前6時半ごろ、大半のイスラエル人がまだ就寝中とみられる時間帯に発射された。
イスラエル首相府によると、ネタニヤフ首相とガラント国防相はテルアビブにあるイスラエル国防省本部で治安情勢の分析を行っている。