国連事務総長、ガザの病院攻撃を非難
(CNN) 国連のグテーレス事務総長は18日、パレスチナ自治区ガザ地区の病院で起きた爆発に「戦慄(せんりつ)」を覚えると述べて非難した。
中国・北京で開催された巨大経済圏構想「一帯一路」の国際フォーラムで語った。
国連の報道官によると、グテーレス氏は「過去56年間の占領に対するパレスチナ人の怒りは十分に承知している。だがどれほどの怒りであっても、10月7日にイスラム組織ハマスが民間人に働いたテロ行為は正当化できない」「その攻撃も、パレスチナ人に対する集団的懲罰を正当化することはできない」と述べた。
病院や医院、医療従事者、国連施設は国際法で保護されているとも強調した。ガザ地区中部のマガジ難民キャンプで17日、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)が運営する学校への攻撃で少なくとも6人が死亡したことに言及し、遺族らに弔意を表した。
同氏は今週、エジプトを訪問してシーシ大統領らと会談する予定。
ガザ地区でハマスに拘束されている人質の解放と、同地区への支援物資の搬入も求めている。18日の発言で、こうした要求は「交渉材料」でなく、取るべき行動そのものだと改めて主張した。