イスラエル軍情報部門トップ、ハマスの攻撃警戒での「失敗」認める
(CNN) イスラエル軍参謀本部諜報(ちょうほう)局のハリバ局長は17日、今月7日に起きたイスラム組織ハマスによるテロ攻撃に関して警戒することができなかったとして、自身が率いる部隊の「諜報活動の失敗」を認めた。
ハリバ氏は情報部門の職員に宛てた書簡で、「この11日間、イスラエル軍情報部門の基地を訪問した際、私は繰り返し、この戦争は諜報活動の失敗から始まったと述べてきた。私の指揮下にある参謀本部諜報局はハマスが実行したこのテロ攻撃を警戒することができなかった」と述べた。ハリバ氏によるコメントは、ハマスがイスラエルに対して攻撃をして以降で初めて。
手紙はイスラエル国防軍(IDF)が公開した。
ハリバ氏は「我々は最も重要な任務を果たせなかった。私は諜報局の責任者として、この失敗の全責任を負う」と続けた。
前日には、イスラエルの対テロ活動などを行う治安機関「シンベト」のバー長官も、ハマスの攻撃に対する責任を認めていた。