イスラエル軍、西岸ジェニンのモスクを空爆 「テロ攻撃を阻止」

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空爆を受けたモスク(イスラム教礼拝所)の被害状況を調べる人たち=22日、パレスチナ自治区ヨルダン川西岸地区/Mohammad Ateeq/Reuters

空爆を受けたモスク(イスラム教礼拝所)の被害状況を調べる人たち=22日、パレスチナ自治区ヨルダン川西岸地区/Mohammad Ateeq/Reuters

(CNN) イスラエル軍は22日未明、「差し迫ったテロ攻撃」を阻止するためとして、パレスチナ自治区ヨルダン川西岸地区ジェニンのモスク(イスラム教礼拝所)を空爆した。

軍の報道官はCNNとのインタビューで、パレスチナ自治区ガザ地区を実効支配するイスラム組織ハマスと、ガザの武装組織イスラム聖戦の合同部隊によるテロの準備が、モスク内の地下司令部で進められているとの新情報が入ったと述べた。

同報道官によれば、ジェニンでは数カ月前に2日間ほど相当規模の戦闘があり、イスラエル軍の部隊が同モスク内で「テロ」トンネル網を発見していた。

イスラエル軍と同国総保安庁(ISA)も共同声明で、ジェニンのモスク内にある地下テロ施設を空爆したと発表。「無力化」されたハマスとイスラム聖戦の戦闘員は過去数カ月に複数のテロ攻撃を仕掛け、さらに新たな攻撃を計画していたと述べた。モスクは攻撃の計画や実行基地に使われていたという。

一方、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)によると、西岸のヌールシャムス難民キャンプが28時間にわたってイスラエル軍の攻撃を受け、少なくとも13人が死亡した。

UNRWAはキャンプ内の学校や医療機関を閉鎖し、ごみ収集を停止した。

パレスチナ保健省によると、今月7日にイスラエルとハマスの衝突が始まってから、西岸で少なくとも84人の死者が出ている。

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