インド南部でまた列車衝突 10人死亡、27人負傷
(CNN) インド南部アンドラプラデシュ州で29日、列車同士の衝突事故があり、ロイター通信によると少なくとも10人が死亡、27人が負傷した。
ロイター通信が鉄道関係者の話として伝えたところによると、事故はアンドラプラデシュ州ビジャヤナガラム地区で発生。ビジャヤナガラム発オリッサ州ラヤガダ行きの列車が架線の断裂で停車していたところへ、進入してきた列車が衝突し、両方の列車が脱線した。
停車していた列車には90人以上が乗車していた。
鉄道省の発表によると、これまでの調査の結果、衝突の原因は停車していた列車が信号を行き過ぎたことによる「人為ミス」だった可能性があることが分かった。
鉄道相は、現場では救出活動が続いており、負傷者は全員が病院に運ばれたとX(旧ツイッター)に投稿した。
インド首相府は29日、Xへの投稿で、被害者には可能な限りの支援を提供すると表明した。
インドでは4カ月前にもオリッサ州で3本の列車が衝突する事故があり、275人が死亡、1000人以上が負傷していた。