イスラエル・レバノン国境で激しい砲撃
(CNN) レバノン国営通信NNAは14日、イスラエルとレバノンの国境沿いで激しい砲撃があったと報じた。負傷者は報告されていない。
イスラエル軍は、レバノン側から夜通し発射された迫撃砲に戦闘機が応戦し、イスラム教シーア派組織ヒズボラのインフラと作戦司令部を攻撃したと明らかにした。
同軍によると、迫撃砲1発の迎撃に成功し、残る砲弾は空き地に着弾したという。迫撃砲はレバノン国境に近いキブツ(農業共同体)のマルキア近くにあるイスラエル軍の駐屯地を狙っていたとの見方を示した。
レバノン南部にいるCNN取材班は14日午前中ずっと鈍い衝撃音を耳にし、国境近くの西側の丘から煙が立ち上るのを目にした。
ヒズボラはイランからの支援を受けたイスラム主義運動の組織で、中東で最も強力な武装集団のひとつ。イスラエルとレバノンの国境付近に主要拠点を置いており、イスラム組織ハマスとイスラエルの戦争で予見し難い要素のひとつとなり、より広範な地域紛争の引き金となる可能性もある。