人道組織、ガザ支援求める安保理決議を歓迎 停戦必要との立場は変わらず

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
エジプトからガザへと通じるルートへ走行してくる支援物資輸送用のトラック/Clodagh Kilcoyne/Reuters

エジプトからガザへと通じるルートへ走行してくる支援物資輸送用のトラック/Clodagh Kilcoyne/Reuters

(CNN) 国際救済委員会(IRC)はパレスチナ自治区ガザ地区全域への即時人道的アクセスを求める国連安保理の決議を歓迎する一方、停戦の呼び掛けが盛り込まれなかったことについては批判した。

IRCは「国連安保理が即時の持続的停戦を求めなかったことは、人道的観点から正当化できない」としている。

決議はガザ地区への人道支援を拡大するため、イスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘休止を求める内容。安保理が文言の調整を図る中、数日にわたり投票が延期されていた。

IRCは「即時かつ安全で妨げのない人道的アクセス」や人道法の順守などは「人々の苦しみを緩和する前提条件」だと説明した。

一方で「2万人を超えるパレスチナ人が殺害され、食料不安に関する最新データからは前例のない飢えが迫っていることがうかがえる。この点を踏まえると、さらなる対応が必要なのは明白だ」とも指摘した。

そのうえで「パレスチナ人の命の守り、十分な人道的対応を実現して、人質解放の最善の機会を提供する」には停戦が唯一の道だとの立場を改めて表明した。

メールマガジン登録
見過ごしていた世界の動き一目でわかる

世界20億を超える人々にニュースを提供する米CNN。「CNN.co.jpメールマガジン」は、世界各地のCNN記者から届く記事を、日本語で毎日皆様にお届けします*。世界の最新情勢やトレンドを把握しておきたい人に有益なツールです。

*平日のみ、年末年始など一部期間除く。

「人道危機」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]