イスラエル、ガザ北部に人道施設建設の計画 避難民を収容
(CNN) イスラエル当局者らがパレスチナ自治区ガザ地区北部に人道施設を建設し、現在避難している住民らを入居させる計画を検討していることが分かった。
イスラエル当局者2人と、事情を知る国際人権団体の職員がCNNに語った。
イスラエル軍がガザ地区北部で展開している作戦が完了した後に開設する。計画はまだ初期段階で、収容人数は不明とされる。
イスラエルはすでにこの計画を米国に知らせ、他国からの支援も求める構え。民間団体が参加する可能性もあるという。
ガラント国防相は18日の記者会見で、軍が任務を達成した区域から順に住民らを帰還させ始めると述べ、北部のほうが南部より早く実現できるとの見通しを示した。
ガザ地区ではイスラエルとイスラム組織ハマスの衝突により、住民の85%近くが避難を強いられた。北部では11月末までに約80%の建物が被害を受けたとみられ、多くの住民は帰る家を失っている。