ジャバリヤで再び空爆、ガザ保健省が16人死亡と発表 イスラエル軍、医師らを拘束か
(CNN) イスラム組織ハマスが支配するガザ保健省のバルシュ局長は19日、パレスチナ自治区ガザ地区北部ジャバリヤにイスラエル軍の空爆があり、16人が死亡、70人超が負傷したと明らかにした。
バルシュ氏がX(旧ツイッター)で明らかにしたところによると、10人の遺体と負傷した40人超が同日朝、ジャバリヤ医療センターに運ばれた。負傷者にはジャーナリスト2人が含まれる。
CNNは同保健省が発表した数字を独自に検証できない。
バルシュ氏によると、まだ多くの死傷者ががれきの下に埋もれているとみられるという。同氏はまた、イスラエル軍が同医療センターの医師1人と職員10人を拘束したと明らかにした。
バルシュ氏はCNNに、ジャバリヤでは同日朝に少なくとも2回の空爆があり、1回目は同医療センター近くに、2回目は多くの人が身を寄せて過密状態になっているジャバリヤ難民キャンプの入り口に着弾したと説明した。
CNNが同日入手したジャバリヤをとらえた映像には、破壊された建物の前にできた、灰色のがれきの大きな山に人々がのぼり、負傷して出血している人々を助けている様子が映っている。
CNNは空爆と拘束の情報についてイスラエル軍に問い合わせている。同軍は以前、病院ではなく「ハマスの拠点」のみを標的にしていると説明。またハマスが「意図的かつ計画的に」軍事目標を民間人が集う場所に置いていると非難している。この主張についてハマスは否定している。