イスラエル軍、ガザ南部と北部で地上作戦を拡大

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イスラエル軍の車両と兵士=23日、パレスチナ自治区ガザ地区南部の境界近郊/Tsafrir Abayov/AP

イスラエル軍の車両と兵士=23日、パレスチナ自治区ガザ地区南部の境界近郊/Tsafrir Abayov/AP

(CNN) イスラエル国防軍(IDF)のハガリ報道官は23日の記者会見で、パレスチナ自治区ガザ地区の南部と北部で地上作戦を拡大し、激しい戦闘を続けていると述べた。

ハガリ氏は、地上部隊がイスラム組織ハマスの武器や地下施設を押収、破壊したと発表した。この中には爆弾や対戦車ミサイル、ロケット弾など合わせて数千発が含まれている。

作戦の基になっている情報の一部は、これまでに拘束したハマスのメンバーへの尋問で得られたという。

ハガリ氏はまた、地上作戦の主な目的がガザ地区で拘束されている人質の解放であることに変わりはないと強調。「人質を帰還させるという大いなる決意の下、全力を尽くしている」と述べた。

IDFの地上作戦については、すでに複数のイスラエル高官らが拡大の見通しを示していた。

イスラエルがガザ地区中部の新たな区域にも避難指示を出したのに対し、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)ガザ事務所のトーマス・ホワイト所長はX(旧ツイッター)への投稿で、多くの住民はすでに避難を繰り返してきたと指摘。IDFが指示した避難先でも空爆が続いていると述べ、「安全な場所はどこにもない。住民には行き場がない」と訴えた。

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