イスラム組織ハマス、人質解放には恒久的停戦が「必要」

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(CNN) イスラム組織ハマスは最近、イスラエルに対して、パレスチナ自治区ガザ地区に残っている人質を解放するためには恒久的な停戦が必要だとの「最後通牒(つうちょう)」を出した。

しかし、交渉に詳しい情報筋2人はCNNの取材に対し、ハマスはそれ以降も交渉に関与しており、ハマスが先に示した最後通牒に完全に固執しているわけではないことを示しているとの見方を示した。

情報筋によれば、イスラエルがハマスの最初の要求を拒否することは予想されていたものの、それ以降の話し合いは複雑な交渉の幕開けであり、最初の一歩であると考えられている。

情報筋によれば、イスラエルとハマスとの間で現在行われている交渉は一進一退で、米国とカタールが仲介役を務めているものの、ほとんど進展がみられていない。

情報筋の1人は、交渉について「非常に遅い進展」としながらも、イスラエルとハマスの双方が交渉の再開に合意したこと自体が大きな一歩だと指摘した。

イスラエルのネタニヤフ首相は2日、人質交渉をめぐり、ハマスが以前に最後通牒を突き付けた後、「少し軟化」したようだと述べた。最後通牒の具体的な内容については明らかにしなかった。

情報筋によれば、イスラエルは現在、カタールに対して何らかの評価を伝え、共通の基盤に向けた作業を開始しようとしている。

昨年の10月7日に起きたハマスによるイスラエルへの攻撃以降、米国人6人が依然として行方不明のままだ。

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