笑いながら女性をレイプ殺害 10月7日のイスラエル襲撃、生存者の目撃証言
周りの男たちが怒っている様子はなかったという。
「彼らはずっと笑っていた。面白半分だったのだと思う。遊びで大勢の人を殺していた」
レイプの後、コーヘンさんはこの集団が別の男女を追いかける場面を目撃した。2人は刃物とおので殺された。
CNNはコーヘンさんの証言について独自に確認できていない。CNNによる動画や目撃証言の調査・分析では、音楽祭が惨劇の場となった過程が示されている。
コーヘンさんは大挙して現れた襲撃犯から逃れるため、開けた砂漠地帯を走って逃げた。まるで射撃場にいるようだった、と振り返る。身を隠す場所はどこにもなく、左右や背後から銃弾が浴びせられた。
「開けた場所を逃げていて、何人かの少女のすぐ近くを通った」「通り過ぎる際、少女が地面に倒れる音が聞こえた。振り返ると少女は頭を撃たれていた。少女の姿を目にしても助けることはできず、茂みにたどり着くまで走り続けた」
コーヘンさんは救助隊の到着まで、9時間も茂みの中で待たねばならなかった。
イスラエル警察は昨年11月、一連の襲撃に関連する証言1000件以上や動画6万本以上をすでに収集しており、女性のレイプを目撃したとの証言も多数あると明らかにした。
直接の証拠は入手しておらず、レイプの被害者が生存しているかは不明だとしている。