ガザ地区の人質に医薬品搬送へ 交渉成立
(CNN) パレスチナ自治区ガザ地区で拘束されている40人あまりの人質に、医薬品を届けるための交渉が成立した。交渉の内容に詳しい当局者が語った。
物流面の問題が一部残っているものの、医薬品はカタールからエジプト向けに出荷され、エジプトとガザ地区の境界にあるラファ検問所でガザ保健省に引き渡される見通し。同省がこれを受け、イスラム組織ハマスを通して人質に届けるよう手配する。
同当局者によると、カタールに第三国から医薬品が届く時期などに、一部遅れが生じていた。
ハマス側は、ガザ地区の病院や住民への医薬品支援が拡大されることを条件に、交渉に同意したという。
これまで人質をめぐる交渉に参加してきた赤十字は、今回関与しない。
同当局者によれば、当初は医薬品を必要とする人質のもとを赤十字が訪れ、直接届ける案が提示されたが、ハマス側が訪問を認めず、この案を拒否した。