ロシア実効支配のドネツク市、ウクライナの砲撃で25人死亡 ロシア側発表
(CNN) ロシア外務省の発表によると、ロシアが実効支配するウクライナ東部ドネツク州の州都ドネツクが21日、ウクライナに砲撃され、少なくとも25人が死亡、子ども2人を含む20人が負傷した。
発表によれば、ドネツク市内の市場や商店がロケット弾の標的とされ、アウジーイウカの方角から砲撃があったと伝えられている。
CNNはこの主張について、独立した立場からは確認できていない。
ロシア外務省は、ウクライナが「ロシアの民間人に対する野蛮なテロを再び実行した」と述べ、「大勢の犠牲者が出ている」と強調。この攻撃に関する捜査を行って、「我が国土に対するテロ攻撃に関与した者全員を必ず処罰する」とした。
自称「ドネツク人民共和国」のトップ、デニス・プシリン氏は、最も人出の多い日に攻撃があったと述べ、捜索隊が兵器の断片を探していると説明した。
ドネツク州はロシアが2022年、ロシアの領土として一方的に併合を宣言した。ロシア軍はまだ同地を完全には制圧しておらず、ウクライナ東部の激戦地となっている。