イスラエル軍、ガザで16の墓地を冒涜 戦争犯罪の可能性も

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イスラエル軍による攻撃で破壊された墓地を確認するパレスチナ人=17日、ガザ地区南部ハンユニス/Ahmed Zakot/Reuters

イスラエル軍による攻撃で破壊された墓地を確認するパレスチナ人=17日、ガザ地区南部ハンユニス/Ahmed Zakot/Reuters

(CNN) イスラエル軍がパレスチナ自治区ガザ地区の地上侵攻で少なくとも16の墓地を冒涜(ぼうとく)していることが、CNNの調査で明らかになった。墓石はがれきと化し、地面が引っくり返され、中には遺体が掘り起こされたケースもある。

ガザ地区南部のハンユニスではここ数日で戦闘が激化し、イスラエル軍が墓地を破壊して遺体を撤去していた。イスラエル国防軍(IDF)はこれについて、ハマスが2023年10月7日のテロ攻撃で拉致した人質の遺体を捜索する一環だとCNNに説明した。

CNNは衛星画像や墓地が破壊された様子を映したSNSの映像を検証するとともに、IDFの部隊に同行して現場の様子を直接的に取材した。その結果、墓地の破壊が体系的に行われている証拠を入手した。

墓地のように神聖な場所を意図的に破壊することは、その場所が軍事目標になることに関連したごく限られた状況を除き、国際法違反に当たる。複数の法律専門家がCNNに語ったところによると、イスラエルの行為は戦争犯罪に該当する可能性がある。

IDFの報道官は、CNNが座標を提示した16の墓地の破壊については説明できなかった。ただ、イスラム組織ハマスが軍事目的で利用しているとされる墓地については、標的とする以外に選択肢がない場合もあると述べた。

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