イスラエル、米と情報を共有 UNRWA職員の攻撃関与疑惑めぐり
(CNN) イスラエル軍参謀本部諜報(ちょうほう)局のハリバ局長が26日に米政府の高官と会談して、イスラム組織ハマスによるイスラエルへの攻撃に国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)の職員が関与したとの疑惑について情報を共有していたことがわかった。イスラエル当局者がCNNに明らかにした。
当局者によれば、イスラエルは米国に対し、具体的な名前や、ハマスやイスラム聖戦などどの組織に所属しているのか、昨年10月7日の襲撃で何を行ったのかについて情報を伝えた。イスラエルが異なる情報源から確かな情報を入手していることも示したという。
当局者によれば、こうした情報がUNRWAと米国に伝えられるまでにこれほどの時間がかかったのは、さまざまな情報源で裏付けをとったためだという。
イスラエル当局が疑惑についてUNRWAに伝えたのは、米当局者に情報を伝える数日前だった。
情報収集の方法について詳しいイスラエルの当局者によれば、今回得られた情報は、パレスチナ自治区ガザ地区での作戦中に押収されたハマスのコンピューターや文書、拘束した人やテロリストとされる人への尋問から得られたという。