人質解放をめぐる協議、「建設的」だが「大きなギャップ」も イスラエル首相府
(CNN) イスラエル首相府は28日、イスラム組織ハマスに拘束されている人質の解放やパレスチナ自治区ガザ地区での戦闘の休止をめぐる協議について、「建設的」であったが、「大きなギャップ」が残っていると明らかにした。
今回の協議はパリで開催され、カタールとイスラエル、米国、エジプトの当局者が参加した。イスラエルによれば、週内にもさらに協議が行われる。
協議には、イスラエルの諜報(ちょうほう)機関モサドのバルネア長官をはじめ、米中央情報局(CIA)のバーンズ長官、カタール首相、エジプトの情報機関トップらが参加した。
情報筋によれば、バイデン米政権の高官が人質の解放をめぐって交渉を進めるなか、ハマスに拘束されているとみられる米国民の家族の一部が週内にも米首都ワシントンに戻る予定だという。
家族は、イスラエルとハマスがより多くの人質を解放するような取引を促進するため、米当局に対して圧力をかけ続けることを望んでいる。依然として米国人男性6人がハマスに拘束されている。