前線でロシア軍の攻勢続く ウクライナ軍報道官らが報告

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ロシア軍の陣地に向けて攻撃を行うウクライナ軍兵士=13日、ウクライナ・ルハンスク州/Finbarr O'Reilly/The New York Times/Redux

ロシア軍の陣地に向けて攻撃を行うウクライナ軍兵士=13日、ウクライナ・ルハンスク州/Finbarr O'Reilly/The New York Times/Redux

キーウ(CNN) ウクライナ軍報道官らによると、同国各地の前線で最近、ロシア軍が攻勢をさらに強めている。

特に、ウクライナ東部ハルキウ州とルハンスク州の境界沿いで激しい戦闘が続いている。

ウクライナ軍は先日、ハルキウ州クロフマルネから防衛部隊を撤収させ、より有利な高台に移したと発表した。

ウクライナの陸軍参謀本部はフェイスブックへの投稿を通し、クロフマルネの北西と南方の集落でロシア軍から13回の攻撃を受け、対戦したと報告した。

この地区の戦闘について、陸上部隊司令部の報道官は国内テレビに「敵軍は大量の砲撃に集中して前進を図っている」と述べた。

集落は南北に走るオスキル川の近くに位置する。6カ月間に及ぶロシア軍の占領を経て、2022年夏にウクライナ軍が解放していた。

また、ちょうど1年前にロシア軍による冬季攻撃の舞台となった東部ドネツク州バフムート周辺でも、ウクライナ軍部隊が攻撃にさらされている。

同市の南西には、ウクライナ軍が反攻作戦で昨年9月に奪還した二つの集落がある。その周辺の状況について、現地の軍曹は「敵軍が部隊を集結させている。連日攻撃を仕掛けてくる」と述べた。ロシア軍が持つドローン(無人機)には暗視装置搭載型も含まれ、ウクライナ側よりはるかに数が多いという。

ウクライナ軍は昨夏、南部ザポリージャ州でも反攻作戦を実行し、ロシアとクリミア半島を結ぶ陸路の寸断を目指してオリキウから南へ進軍したものの、わずか20キロで断念していた。

軍報道官によると、ロシア軍は同州でも現在、領土の奪還を図っている。同報道官は、ロシア軍が2日連続で1日に50件の戦闘を仕掛けるなど、全方角で攻勢を強めていると報告した。

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