高層ビルからベースジャンプの英国人男性、パラシュート開かず転落死 タイ
タイ・バンコク(CNN) タイのリゾート地パタヤで高層ビルからパラシュート降下するベースジャンプに挑んだ英国人男性が、パラシュートが開かない事故のために転落死した。地元警察が明らかにした。
警察によると、現地時間の27日午後6時ごろ、集合住宅の敷地内で起きた事故に関する通報が入った。
死亡したのは英国籍のナシー・オディンソンさん(33)と判明した。
オディンソンさんのものと思われるフェイスブックやインスタグラムのアカウントには、スカイダイビングやベースジャンプの写真が多数掲載されていた。ベースジャンプはビルやアンテナ、橋、断崖絶壁などから飛び降りる危険なスポーツ。
オディンソンさんは32階建てのビルの29階から飛び降りていた。
オディンソンさんは10年ほど前からパラシュート販売業にかかわっていたと思われる。遺体の身元は、タイに20年前から住んでいる父親が確認した。
オディンソンさんが開かないままのパラシュートを背負った状態で死亡していたことから、警察は、パラシュートの不具合が原因と思われる事故だったと断定した。
現場には友人の男性がいて、オディンソンさんのジャンプの様子を撮影していた。
警察は防犯カメラの映像を入手するなどして、オディンソンさんが過去にも同じ場所でパラシュート降下したことがあるかどうか調べている。
英外務省は、タイで英国人男性が死亡したことを確認した。