ロシアとウクライナ、互いに空爆 キーウに空襲警報

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ロシア軍の攻撃後、ウクライナ西部リビウの学校で被害状況を確認する女性/Roman Baluk/Reuters

ロシア軍の攻撃後、ウクライナ西部リビウの学校で被害状況を確認する女性/Roman Baluk/Reuters

(CNN) ロシアとウクライナは15日、互いに空爆を実施し、多くの死傷者が出たほか、建物などに被害が出た。

ウクライナでは同日未明、首都キーウ(キエフ)や西部リビウ州、中南部ザポリージャ州などが攻撃を受けた。ザポリージャ州では少なくとも4人が負傷し、アパートや教育施設などが損壊。リビウでも少なくとも3人が負傷した。インフラ施設が攻撃を受けたほか、爆風で住宅ビルの窓ガラスが割れるなどした。

キーウでは2時間あまりにわたって空襲警報が発令された。複数の方角から飛来したミサイルは全て防空システムなどで破壊されたという。大きな被害や死者は報告されていない。

一方、ロシアの当局者は西部ベルゴロド州にミサイル攻撃があり、5人が死亡、18人が負傷したと明らかにした。同州のグラドコフ知事によると、住宅7戸が損壊したという。

国境をはさんでウクライナと接しているベルゴロド州はこれまでも頻繁にウクライナの攻撃を受けている。

ウクライナは前日、南部クリミア沖でロシア黒海艦隊の揚陸艦「ツェーザリ・クニコフ」を水上ドローン(無人艇)で攻撃し、撃沈させたと発表した。ウクライナ軍によると、今回のツェーザリ・クニコフの撃沈で、ロシア黒海艦隊の3分の1を無力化したことになるという。

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