イスラエル、「2国家共存」の要求拒否 「国際的な指図」も拒絶

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パレスチナ国家に関わる「国際的な指図」を拒否するとしたイスラエルのネタニヤフ首相/Ronen Zvulun/Pool/Reuters

パレスチナ国家に関わる「国際的な指図」を拒否するとしたイスラエルのネタニヤフ首相/Ronen Zvulun/Pool/Reuters

(CNN) イスラエル首相府は17日までに、パレスチナ国家樹立に関する一切の話し合いを当分は拒絶する意向を示した。

報道担当者が会見で述べた。「今はパレスチナ人に対する贈り物について話すべき時ではない」と主張した。

バイデン米政権と少数の中東諸国が現在、早ければ今後数週間内に発表される可能性がある包括的な和平案を取りまとめているとの米紙ワシントン・ポストの報道にも触れ、「ここはイスラエルである。我々はまだ、昨年10月7日に起きた虐殺の余波の中にある」と指摘。

「今は勝利を目指す時期である。(イスラム組織の)ハマスに対する全面的な勝利だ」とし、「ハマス後」の日々についての全ての話し合いはその日々が到来した後にあるだろうとも述べた。

バイデン米大統領は、イスラエル人の人質解放とパレスチナ人の受刑者の釈放などを含めた停戦合意は、イスラエルとパレスチナの「2国家共存」に基づくより永続的な和平の実現につながり得ると期待もしている。

一方、イスラエルのネタニヤフ首相は16日、パレスチナ国家の創設に関する「国際的な指図」は受け入れないとの考えを示した。SNS上で述べた。バイデン米大統領と15日午後に電話会談した後の投稿となっていた。

首相は、パレスチナとの恒久的な合意についての国際的な指図は完全に拒否すると言明
。そのような合意は当事者の間の前提条件なしの直接交渉を通じてのみ取りつけられるだろうと続けた。

ネタニヤフ氏は先月も、ガザの将来像に関するバイデン氏との話し合いで独立したパレスチナ国家への要求を公然と拒絶。イスラエルの安全保障を図る要件はパレスチナ国家の存在と相いれないとの考えも示唆していた。

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