バイデン氏、プーチン氏に激しい罵倒浴びせる ロシアは強く反発
(CNN) 米国のバイデン大統領は24日までに、ロシアのプーチン大統領を「狂った最低野郎」などと罵倒、ロシア大統領府が強く反発する事態となった。
政治資金を募るため訪れた米サンフランシスコで口にしたもので、同行する代表取材団によると「プーチン(氏)のような狂った最低野郎を抱えており、常に核戦争を心配しなければならない」と発言した。
その上で、「人類存亡の危機は気候問題にある」とも続けた。
バイデン氏の今回の痛罵に対しロシアのペスコフ大統領報道官は「粗野な内容の言動は他国の元首、特にプーチン大統領を決して傷つけたりしないだろうが、米国には甚大な不名誉となるものだ」と主張。
ロシア国営の放送局の取材に、「バイデン氏は明らかに、国内政治の利害を考えハリウッドのカウボーイの流儀で振る舞っている」と揶揄(やゆ)した。
これに対しロシアのアントノフ駐米大使は、バイデン氏によるプーチン大統領に対するののしりは「単純な謝罪」で氷解するような問題ではないと強調。米国務省に強い調子での抗議を伝えたとも述べた。