ウクライナ、ロシアの主要な冶金工場にドローン攻撃か 火災発生
(CNN) ウクライナの関係筋は24日、同国の保安局(SBU)などがロシア・リペツク州にある主要な冶金(やきん)工場に前夜から未明にかけてドローン(無人機)攻撃を仕掛け、火災を引き起こす被害を与えたと明らかにした。
現場はノボリペツク冶金工場で、攻撃にはウクライナ国防省情報総局も関与したと述べた。
同筋は「この冶金工場はロシアで最大規模の一つ」と説明。ロシアの軍需産業のために稼働して政府からの多数の発注に応えているとし、製造される材料はミサイル、砲門やドローン(無人機)などの兵器に使われていると指摘した。「ウクライナにとっては正当な標的である」と主張した。
SNS上に流れた映像は、同工場で起きた火災のようなものを映した。SBUなどによると、ドローンはコークスガスの主要な冷却施設に突っ込んだという
ロシアの国営通信社によると、同州知事は火災は工場の一つで発生したが、消し止められ、死傷者はいなかったと述べた。RIAノーボスチ通信は、有害物質が放出される恐れはないとの知事の発言を伝えた。また、火災は航空機の落下によるものとのロシア情報機関の初期情報にも触れた。