ウクライナ抵抗部隊、南部でロシア与党の事務所を爆破
(CNN) ウクライナ軍の関連組織「国民レジスタンスセンター」は27日、ロシア占領下の南部ヘルソン州ノバカホウカで、ウクライナの抵抗部隊がロシア政権与党「統一ロシア」の事務所を爆破したと発表した。
国民レジスタンスセンターは、ウクライナ軍の特殊部隊が運営する公的機関。事務所への攻撃はロシア占領地での「偽りの選挙」の進行を阻止するのが目的だったと述べた。
同センターは占領地の住民らに対し、来月予定されるロシア大統領選に参加しないよう改めて呼び掛け、選挙プロセスの手配に加担する者はその行為の責任を問われると警告した。
ロシアが任命したヘルソン州の選管責任者は27日のビデオ声明で、「ウクライナによるテロ攻撃」で被害を受けたと述べた。
また、遠隔地や前線の住民を対象とする大統領選の期日前投票は27日が初日だったと指摘した。
同責任者によると、この日は同じヘルソン州のホロプリスタンスキーでも、ウクライナが選挙関連施設への妨害工作を図った。事務所近くで砲弾1発が爆発したという。
ロシアが任命した同州トップのサルド氏も攻撃があったことを確認し、ドローン(無人機)が使われたと主張。けが人は出なかったとしたうえで、被害のあった現場のビデオをSNSに投稿した。