北朝鮮のロシア向け砲弾工場は「フル稼働」 韓国国防相

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兵器工場を訪れる北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党総書記=1月10日/KCNA/Reuters

兵器工場を訪れる北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党総書記=1月10日/KCNA/Reuters

ソウル(CNN) 韓国の申源湜(シンウォンシク)国防相は26日、北朝鮮にあるロシア向けの武器、砲弾工場がフル稼働しているとの見方を示した。

北朝鮮はウクライナ侵攻を続けるロシアへの軍事支援で重要な役割を果たしているが、その実態は明らかでない。

申氏によれば、食料などの必需品と引き換えに、大量の砲弾を含む武器や装備を提供しているとみられる。

韓国国防省によると、北朝鮮は昨年8月以降、約6700個のコンテナをロシアへ送り出した。これは152ミリ砲弾300万発あまり、または122ミリ多連装ロケット砲の砲弾50万発あまりに相当する。

申氏は記者団との会合で「北朝鮮では原料や電力の不足により、ロシア向け以外の軍需工場の稼働率が30%にとどまっているが、ロシア向けの武器や砲弾を生産する工場はフル稼働している」と語った。

米国務省は23日、北朝鮮が昨年9月以降、ロシアにコンテナ1万個分の軍需品や関連物資を提供したとの推計を発表していた。

CNNは韓国国防省に、米国の推計についてのコメントを求めたが、今のところ返答は得られていない。

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