抗議デモに数千人が参加、人質解放と政権の退陣求める イスラエル
(CNN) イスラエルのテルアビブやエルサレムで16日夜、二つの別々の集団が政権の退陣とパレスチナ自治区ガザ地区に拘束されている人質の解放を求める抗議デモを行い、数千人が参加した。
テルアビブでは、デモ参加者が主要な通り2カ所で政権の退陣を求めた。一部のデモ参加者が火を燃やすなどして警官と衝突した。デモ参加者は市内を走る主要な幹線道路を封鎖し、人質の解放を呼び掛けた。
エルサレムとカイザリアでは、ガザに依然として拘束されている人質の家族ら数千人が人質の解放を求めた。SNSの動画には、カイザリアで、イスラエルのネタニヤフ首相の私邸近くで選挙を求めたデモ参加者が逮捕される様子が映っている。警察によれば、カイザリアで4人、エルサレムで2人が逮捕された。
警察は、デモ実施の要請については許可を出したものの、デモ参加者の一部が違法に集まり、道路に火を付けたり、車両の移動を止めたりするなどの違反行為を始めたと説明した。