ガザ衝突の忘れられた人質 フーシ乗っ取りの貨物船、乗員の解放見通せず

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イエメンの反政府武装組織フーシに拿捕(だほ)された貨物船「ギャラクシー・リーダー」/Reuters via CNN Newsource

イエメンの反政府武装組織フーシに拿捕(だほ)された貨物船「ギャラクシー・リーダー」/Reuters via CNN Newsource

(CNN) 昨年11月に紅海でイエメンの反政府武装組織フーシに乗っ取られた貨物船について、フィリピンの外交官は、ガザの戦争が終わるまで乗員の解放は期待できないとの見方を示した。

フーシは14日、同船と乗員はパレスチナ自治区ガザ地区のイスラム組織ハマスの手中にあると説明した。

貨物船「ギャラクシー・リーダー」は昨年11月19日、フーシのヘリコプターに襲撃され、フィリピン人17人、ブルガリア人2人、ウクライナ人3人、メキシコ人2人、ルーマニア人1人の乗員が人質にされた。

乗っ取りから116日以上たった今も、フーシが人質を解放する兆候はない。フィリピン政府高官は、「フーシはガザでの敵対行為が終わるまで、同船と乗員全員の拘束を続けると我々に告げた」と話している。

イランを後ろ盾とするフーシは昨年以来、イスラエルがガザで行っている軍事作戦に対する報復として、紅海で船舶に対する攻撃を続けている。

フーシは14日、乗員の解放に関する決定はハマスに委ねたと発表し、「同船と乗員はハマス抵抗運動とカッサム旅団の同胞の手中にある」と説明。解放するかどうかについてはハマスと協議を続けているとした。

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