ハマス幹部、停戦交渉の最新の提案は「論理的」
(CNN) イスラム組織ハマスのガージ・ハマド政治局員は17日、中東メディアの取材に答え、ハマスが停戦交渉の仲介国に提出した最新の提案は「論理的」だと述べた。
ハマド氏は、ハマス側の要求は明確であり、カタールとエジプトの担当者と長時間にわたり協議を行い、ハマスの考え方を詳細な文書で提示したと述べた。ハマド氏は、仲介国が、ハマスが妥当な合意を達成できる論理的な提案をしたと確信していると思うと語った。
ハマド氏は、今回の提案が交渉の現状打破につながる可能性があるとの見方を示しつつ、イスラエル側が戦争の継続に「固執」していると非難した。
ハマド氏は、イスラエルのネタニヤフ首相がハマスの要求について「非現実的」と述べることはわかっているとしつつ、そうした判断を下すのは仲介国だと指摘した。
停戦に向けた交渉は遅々として進んでいない。
ネタニヤフ氏は17日、CNNの取材に対し、イスラエルは、ハマスによる「とっぴな」要求にもかかわらず、6週間の戦闘停止と引き換えに100人あまりの人質の解放という取引を成立させるための努力を継続するだろうと述べた。