スウェーデン議会へのテロ計画か、ISIS関係者2人拘束 ドイツ
(CNN) ドイツ当局は19日、銃器を用いてスウェーデン議会を攻撃する計画をした疑いがあるとして、ドイツ中部チューリンゲン州でアフガニスタン人2人を拘束したと発表した。
ドイツのフェーザー内相の声明によると、拘束された1人は過激派組織イラク・シリア・イスラム国(ISIS)のメンバー、もう1人は支持者とみられている。
検察によると、2人は計画されていたとされる攻撃を実行するよう、昨年夏にISISの支部から指示を受けていた。
この攻撃は、スウェーデンやその他の北欧の国々で昨夏発生したイスラム教の聖典コーランの焼却に対する報復を意図していたとされる。攻撃の標的には警察官らも含まれていたという。
検察の説明によると、2人はテロ攻撃の「具体的な準備」を行い、武器の入手を試みたものの失敗に終わった。攻撃を予定していたスウェーデンの首都ストックホルムの様子も下調べしていた。
また、その前にはISISへの送金を目的に約2000ユーロ(約33万円)の寄付を集めていたという。
2人は20日までに出廷し、逮捕状や公判前の勾留について判断が示されるという。
フェーザー氏は「イスラム主義者によるテロの脅威は依然として切実なものだ」などと述べた。
CNNは在ドイツのアフガニスタン大使館にコメントを求めている。