アルジャジーラ取材班、ガザの病院でイスラエル軍が拘束 目隠しされ下着姿で
(CNN) 中東のテレビ局アルジャジーラの記者と同僚の男性2人が、パレスチナ自治区ガザ北部のシファ病院で18日未明にイスラエル軍に急襲され、12時間にわたって拘束されたと訴えている。
CNNの取材に応じたアルジャジーラのイスマイル・アルグール記者は、雨が降って寒かったにもかかわらず、下着姿にされて目隠しされた状態で12時間にわたって拘束されたと証言した。
同僚のアフマド・アルハラジン氏は「我々が座っていたところ、いきなり(イスラエル軍に)襲撃されて逮捕された。神に守られ、我々は解放された」と話している。
アルジャジーラは18日、アルグール記者らが拘束されて激しい暴行を受け、別の場所へ連行されたと発表した。
もう1人の同僚のサメル・タラジ氏は、午前2時ごろにいきなりイスラエル軍がやって来たと証言。「我々は休憩室にいた。(病院を)襲撃した彼らはこの部屋に入って我々を取り押さえ、12時間以上も拘束した」と話している。
イスラエル国防軍はCNNの取材に対して19日、アルグール記者の拘束に関する記録はないと返答した。その後、シファ病院の作戦は継続しており、「ハマスとイスラム聖戦のテロリスト数十人を逮捕した」と発表している。