ポーランド軍、航空機を起動 ロシア巡航ミサイルの領空侵入を受け
(CNN) ポーランド軍が24日、ロシアがウクライナ西部のリビウ州に対してミサイルとドローン(無人機)を発射したことを受けて、領空の「安全の確保」のために航空機を起動させたことがわかった。リビウ州はポーランド国境に近い。
ポーランド軍の作戦司令部はX(旧ツイッター)への投稿で、24日午前4時23分に、ロシアの長距離航空機が発射した巡航ミサイル1発がポーランドの領空を侵犯したと明らかにした。
ポーランド軍によれば、物体が約39秒にわたってポーランド領空を飛行した。軍のレーダーが飛行のすべてを観測したという。
ウクライナ当局によれば、ロシアは約20発のミサイルと7機のドローンでリビウ州を標的にしたほか、首都キーウでは複数の爆発が報告された。
リビウのサドビー市長は、ロシア軍のミサイルは重要なインフラを標的にしたものの、市内での着弾は報告されていないと明らかにした。
ポーランド軍は、ポーランドと同盟国双方の航空機が稼働しているとし明らかにした。ポーランド領空の安全を確保するために必要な全ての措置が取られたとしている。
キーウのクリチコ市長はSNS「テレグラム」への投稿で、市内で複数の爆発が発生したほか、一部地域にはミサイルの破片が落下したと明らかにした。