「国益」狙えば激しい報復 イラン大統領が警告
(CNN) イランのライシ大統領は17日までに、イランの国益への攻撃は小規模なものであっても「激しく広範で、痛みを伴う」報復措置を招くと警告した。
ライシ氏は15日に行ったカタールのタミム首長との電話会談で、イランが週末に行ったイスラエルへの攻撃は「正当防衛」行為だったと主張した。
ライシ氏はイランが「オネスト・プロミス(誠実な約束)」と命名した今回のイスラエルへの攻撃作戦が成功裏に終わったとの認識を示した。その上で、イランの国益に対する攻撃は、いかなる規模であれ必ず厳しい報復を招くことを明言した。
今回のイランの攻撃は前例のないもので、5時間超にわたってドローン(無人機)とミサイルでイスラエルを攻撃した。そのほぼ全てがイスラエル軍や同盟国の軍に迎撃された。イスラエルはイランの攻撃に対抗措置を取る考えを示し、現在その手法を検討している。
カタールの国営通信によると、タミム氏は電話会談で「あらゆる形態の緊張の高まりを減らし、中東地域での紛争拡大を回避する必要性を強調した」という。