ガザ支援の桟橋、建設開始の準備整う 米国防総省
(CNN) 米国防総省のライダー報道官は23日、米軍の艦艇が地中海地域に派遣されて「待機」しており、指示があれば、仮設の桟橋をパレスチナ自治区ガザ地区の沖合に設置するための工事を開始する準備ができていると明らかにした。
ライダー報道官は、米国が「近い将来、すぐにでも建設を開始できる位置にいる」と述べた。
ライダー報道官によれば、当局者は現在、現場の安全の確保や協力先との調整、スケジュールの策定など、過程や手続きに関して確認を進めている。
ライダー報道官は、仮設の桟橋の運用が4月の終わりか5月の初めにも始まるとの見通しを示した。
国連世界食糧計画(WFP)は先に、同機関が支援物資の配布の支援を行うと明らかにしていた。
ライダー報道官によれば、桟橋はガザの海岸から数キロ離れた位置にあり、軍と民間の両方の船舶が利用する。運ばれた支援物資は米軍の艦艇によって陸に移送され、そこで非営利団体の職員が運転する非軍事のトラックが搬送し、その後、ガザで配給される。