テロ攻撃で殺害されたタイ人2人の遺体、ハマスが保持 イスラエル軍発表
(CNN) イスラエル軍の報道官は16日、昨年10月7日のイスラム組織ハマスによる攻撃で殺害された2人のタイ人の遺体がパレスチナ自治区ガザ地区でハマスに保持されていることを明らかにした。
他にも6人のタイ人が今もハマスに拘束されているという。
報道官によると、殺害された2人はイスラエル南部のキブツ(農業共同体)のベエリに近い地域にある農場で働いていた。「10月7日のテロ攻撃で殺害され、遺体は人質に取られ、現在もガザでハマスが保持している」
人質の家族には連絡したという。
タイの外務省は、遺族に哀悼の意を表明した。
イスラエルの「人質・行方不明者家族フォーラム(HMFF)」も16日、この死に対して「深い悲しみ」を表明し、国内の民間人を守ることはイスラエルの最優先の義務であり続けると強調した。
「全世界は、誘拐された人々のことはイスラエルだけの問題ではないということを忘れてはならない。全世界は人質の帰還に向け結集すべきだ」