(CNN) 占領下にあるウクライナ南部の港湾都市セバストポリのベルベク飛行場の15日の様子を撮影した衛星画像に、破壊されたロシア軍機3機と損傷した複数の建物が写っていることが分かった。CNNは衛星画像を独占入手した。
クリミア半島ではこれに先立ち、ウクライナが2日間にわたってセバストポリを攻撃していた。クリミア半島は2014年、ロシアによって違法併合された。
米衛星画像企業ブラックスカイと宇宙テクノロジー企業マクサーが撮影した画像には、ベルベク飛行場の駐機場に残る焼け焦げた軍用機2機や、駐機中の3機目の姿が写っている。破壊された付近の建物や、深刻な損傷を受けた別の建物も見える。
ロシアが任命したセバストポリのラズボジャエフ知事は17日、SNSテレグラムで、「セバストポリに対する敵の大規模攻撃の撃退に成功した」と説明。「数十機」の無人機や「5機を超える無人艇」を破壊したと明らかにした。無人機の破片が変電所に落下したことが原因で、部分的な停電も発生したと付け加えた。
ベルベクがウクライナ軍の攻撃目標になったのは直近48時間で2度目。
ベルベクを攻撃した可能性について聞かれ、ウクライナ軍南部部隊の報道官は16日、「現時点で検証済みの情報はなく、今は詳細を発表できない」と述べた。CNNはウクライナ軍に更新情報がないかコメントを求めている。