サウジ国王が肺炎治療、皇太子は来日を延期

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サウジアラビアのサルマン国王(88)が、肺の炎症で治療を受けていることが分かった/Fayez Nureldine/AFP/Getty Images

サウジアラビアのサルマン国王(88)が、肺の炎症で治療を受けていることが分かった/Fayez Nureldine/AFP/Getty Images

(CNN) サウジアラビアのサルマン国王(88)が、肺の炎症で治療を受けていることが分かった。ムハンマド皇太子はこれを受け、20日からの日本訪問を延期した。

国営サウジ通信(SPA)は19日、国王が検査で肺炎と診断され、西部ジッダで抗生物質による治療を受けていると伝えた。

皇太子は父である国王の容体を理由に、訪日を中止した。日本外務省は、後日新たな日程を調整するとの方針を示した。

ムハンマド皇太子は、同国の事実上の最高権力者。19日には東部ダーランで、サリバン米大統領補佐官と会談した。SPAによると、会談ではパレスチナ自治区ガザ地区での戦闘停止の必要性や、イスラエルとパレスチナ国家が共存する「2国家解決」への道などが話し合われた。

国王は2015年、異母兄だったアブドラ前国王の死去を受けて即位。17年に前皇太子を解任し、息子のムハンマド氏を昇格させた。20年には胆のうの摘出手術を受けていた。

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