大型店にロシア軍が攻撃、死者16人に ウクライナ北東部
(CNN) ウクライナ北東部ハルキウ州の州都ハルキウで25日、大型ホームセンターがロシア軍の攻撃を受け、当局によれば、少なくとも16人が死亡したほか、数十人が負傷した。
警察は26日、死者の中に12歳の少女が含まれると明らかにした。ロシア軍は今月に入りウクライナに対して越境攻撃を仕掛け、ハルキウ州で前進を続けている。
ウクライナのゼレンスキー大統領はX(旧ツイッター)への投稿で、「残虐な攻撃」を非難。「ロシアは、戦争を通じて、命を焼き、街や村を破壊し、人々を分断し、国境を消滅させることを常態化しようとする者たちによって動かされている」と述べた。
当局によれば、ロシアによる攻撃が行われた際、約200人が店内にいた。
攻撃によって引き起こされた火災で焼失した店舗/Kostiantyn Liberov/Libkos/Getty Images
ハルキウ州の警察の幹部は、捜査官や法医学の専門家が夜を徹して店舗のがれきを調べ、遺体の捜索を行っていると明らかにした。
ハルキウ州のシネフボウ知事は、攻撃があった場所の近くに軍事施設はひとつもないと述べた。知事によれば、死者のうち10人の身元が判明したほか、8人が依然として行方不明となっている。
南部ヘルソン州では、当局が、爆発の報告があったとして、住民に対して、ひらけた場所を避けるよう呼び掛けた。