前国防相率いる国民統一党、国会解散の法案提出 イスラエル

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米国務省を訪れるガンツ前国防相=ワシントン、3月5日/Kevin Lamarque/Reuters

米国務省を訪れるガンツ前国防相=ワシントン、3月5日/Kevin Lamarque/Reuters

(CNN) イスラエル戦時内閣メンバーのガンツ前国防相が率いる国民統一党は30日、国会の解散を求める法案を提出した。今秋にも選挙が行われる可能性が浮上した。

同党のプニナ・タマノシャタ議員が同日、法案を提出した。タマノシャタ氏は声明で「国民の信頼を取り戻す必要がある。安全保障や経済、そして何よりもイスラエル社会に横たわる大きな困難を無事乗り越えられるよう、幅広く支持される安定した挙国一致政府を樹立しなければならない」などと述べた。

この法案の提出により、9月に議会を解散して10月に選挙を行うか、夏の国会中に採決が行われる見込み。

ネタニヤフ首相が率いるリクード党を中心とする連立与党の議員は64人と、議会(定数120)の過半数を占めている。

CNNの世界情勢アナリストのバラク・ラビド氏によると、今年初めの世論調査でガンツ氏は優位に立っていたが、このところ支持率は下がっているという。

昨年10月に戦争が始まって以来、ガンツ氏は繰り返しネタニヤフ氏の指導力を批判してきた。今月初めには、パレスチナ自治区ガザ地区に拘束されている人質の解放やイスラム組織ハマスの解体を実現するための計画を来月8日までに提示しなければ、政権を離脱すると最後通牒(つうちょう)を突き付けた。

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