ガザ支援の浮桟橋、ほぼ完全に解体 運用開始さらに遅れ

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衛星画像には浮桟橋がほぼ完全に解体した様子が写っている/Satellite image ©2024 Maxar Technologies

衛星画像には浮桟橋がほぼ完全に解体した様子が写っている/Satellite image ©2024 Maxar Technologies

(CNN) パレスチナ自治区ガザに支援物資を搬入するため米国が建設した浮桟橋が、しけに遭ってほぼ完全に解体した。

マクサー・テクノロジーズの衛星画像によると、残っているのは浮桟橋と海岸をつなぐ部分のみだった。

米国が3億2000万ドル(約500億円)かけて建設した浮桟橋は、悪天候のため26日に一部が破損。マクサー・テクノロジーズが28日に撮影した画像では、桟橋の先端にあった大型の船着き場がなくなっていて、別の連結部分にも隙間ができていた。

米国防総省のサブリナ・シン副報道官は28日、浮桟橋を48時間以内にガザ沿岸部から撤去してイスラエルのアシュドッド港に運び、米中央軍が修理を行うと説明した。修理には1週間以上かかると予想され、桟橋の本格運用開始はさらに遅れる見通し。

浮桟橋は今月17日に運用が始まったばかりで、悪天候のため海上輸送がストップした24日以来、使用できていなかった。

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