手足切断や大やけど、ガザの子どもの苦しみに双方とも「あまりに無関心」 ユニセフ

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イスラエルの攻撃によって破壊された国連の学校=6日、パレスチナ自治区ガザ地区中部ヌセイラト/Bashar Taleb/AFP/Getty Images

イスラエルの攻撃によって破壊された国連の学校=6日、パレスチナ自治区ガザ地区中部ヌセイラト/Bashar Taleb/AFP/Getty Images

(CNN) 国連児童基金(ユニセフ)の広報官は17日、パレスチナ自治区ガザ地区で死んでゆく子どもたちの苦しみに、誰も耳を傾けようとしないと訴えた。

ユニセフのジェームズ・エルダー広報官は、「子どもたちに対する攻撃について人々がいまだに何らかの言い逃れをして、停戦のみに目を向けないことに強い違和感を覚える」と述べ、「双方とも子どもたちの苦しみに対して痛ましいほど無関心」だと訴えた。

CNNの取材に対してエルダー氏は「あまりに多くの子どもたちが手足を切断している」と語り、「子どもたちは頭の傷やひどいやけどを負いながら、我々が目の当たりにしている組織的な惨状のために、治療を受けることができない」と指摘。ガザ地区について「子どもたちの場所ではない」と言い切った。

イスラエルは支援物資を届けるために、ガザ南部のルート沿いで軍事行動の「戦術的停止」を発表した。

エルダー氏は「ガザ地区のどこであれ、子どもたちを守る爆撃の停止は朗報だ」としながらも、ガザ地区への支援物資搬入を増やすはずの「戦術的停止」はこれまでのところ、何の改善にもつながっていないと指摘する。

問題は、単なる戦術的停止の対象エリアよりもずっと大きいとエルダー氏は言い、検問所の開放を増やすよう促した。支援団体がガザ全域に物資を安全に届けられるようにする必要があるとも訴えている。

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