ラファから130万人が避難、6週間で 国連推計
(CNN) 国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)は18日までに、パレスチナ自治区ガザ地区南部のラファからガザの他の地域に避難した人が130万人余りになるとみられると明らかにした。
UNRWAはX(旧ツイッター)への投稿で、推計6万5000人がラファで避難しているが、6週間前にはその人数は約140万人だったと述べた。こうした人々がガザのどこに避難したのか詳細は明らかにしなかった。
UNRWAは、ガザの家族は戦争が始まって以降、繰り返し避難を強いられていると指摘。ガザの人々は安全な場所を探し続けているものの、安全な場所はないと言い添えた。
ノルウェー難民評議会(NRC)は先週、報告書で、イスラエルによるラファでの軍事作戦の拡大によって、過去1カ月の間にガザの人口の半分に相当する約100万人が避難したと明らかにしていた。
報告書によれば、ガザの避難民は移動することがますます困難になっており、道路の渋滞や人口過密、燃料不足、交通費の高騰といった問題に直面している。A型肝炎の発生も増加しており、固形廃棄物の堆積(たいせき)が「重大な問題」になっているという。