イスラエル国防相、米特使と会談 ガザ紛争の新たな段階への移行を協議
(CNN) イスラエルのガラント国防相は米ワシントンで、バイデン米大統領特使のアモス・ホッホシュタイン氏と会談し、パレスチナ自治区ガザ地区における戦闘の新たな段階への移行について協議した。
イスラエル国防省は24日、声明で「ガラント国防相はホッホシュタイン氏に対し、ガザ戦闘の『フェーズC』への移行はあらゆる面での展開に影響を及ぼすものであり、イスラエルは軍事・外交面のあらゆるシナリオに備えていると語った」と述べた。
イスラエル当局はガラント氏が言及する「フェーズC」の意味するところをまだ明らかにしていない。ガラント氏はイスラム組織ハマスによるテロ攻撃直後にイスラエルが大規模な軍事攻撃を開始した昨年10月20日、ハマスとの戦闘は主に3段階で構成されると述べた。フェーズ1では空軍と地上軍による軍事作戦を実行し、フェーズ2では戦闘の「強度を下げて」抵抗勢力を排除する。
ガラント氏は、第3段階では「ガザ地区に新たな治安体制を構築し、ガザでの日常生活に対するイスラエルの責任を取り除き、イスラエル国民のための治安を維持する新しい実体を創り出す」と述べた。
フェーズCが、ガラント氏が以前説明した計画の第3段階に当たるかどうかは不明だ。
声明によると、ガラント氏とホッホシュタイン氏はイスラエルとレバノンの国境で激化する紛争についても協議した。