難民キャンプの仮設モスクに攻撃、死者22人 ガザ市
エルサレム(CNN) パレスチナ自治区ガザ地区の最大都市ガザ市西郊のシャティ難民キャンプで13日、仮設モスク(イスラム教礼拝所)がイスラエル軍の攻撃を受け、病院関係者によると少なくとも22人が死亡した。
ガザ市にあるアル・アハリ病院の救急室長によると、男性20人は現場で死亡が確認され、さらに男性2人が翌日、搬送先の病院で死亡した。
CNNはイスラエル軍にコメントを求めたが、返答は得られていない。
ガザ文民保護当局の報道官はCNNに、昼の礼拝の最中に攻撃があったと話した。けが人はいずれも重傷で、手足の切断手術が必要だという。
現場の映像には、礼拝用とみられる敷物の上に遺体が横たわった場面が映っている。手や足を失った遺体や、負傷者の姿も見える。
国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)は13日の会見でこの攻撃に言及し、モスクの中や周辺にまだ多くの人が残されていると指摘。今のところイスラエル軍からのコメントはなく、事前に警告があったとの報告もないと述べた。