ハマス軍事部門トップ、死亡 イスラエル軍発表
デイフ氏は20年以上にわたりハマスの軍事部門を率いてきた。
イスラエルは今回の戦闘の主目的の一つはガザ地区のハマスを一掃することだと繰り返し述べてきた。デイフ氏は、9カ月以上前に戦闘が始まって以来、ガザ地区で死亡したハマス高官の中で最高位の人物となる。
デイフ氏は1960年代にハンユニス難民キャンプで生まれたと考えられている。
![イスラエル軍による攻撃を受けたマワシ難民キャンプ。イスラエル国防軍は、この攻撃でムハンマド・デイフ氏が死亡したとしている/Bashar Taleb/AFP/Getty Images](/storage/2024/08/02/f931e9c490faf070763c795daa1d0dd7/gettyimages-2161234389-thumbnail.jpg)
イスラエル軍による攻撃を受けたマワシ難民キャンプ。イスラエル国防軍は、この攻撃でムハンマド・デイフ氏が死亡したとしている/Bashar Taleb/AFP/Getty Images
モハメド・ディアブ・イブラヒム・マスリとして生まれた同氏は、イスラエルに追跡され殺害されるのを避けるため、数十年にわたって毎晩別の家に泊まる習慣があったため、後に「エル・デイフ」つまり「客人」として知られるようになった。
デイフ氏は数十年にわたってイスラエルの最重要指名手配リストに名前が挙げられており、イスラエルは数十人の国民の死の責任がデイフ氏にあるとしている。米国と欧州連合(EU)はテロリストに指定している。
イスラエルのガラント国防相は、この発表を「ガザの軍事および統治機関としてのハマスを解体する過程における重要な節目」と称賛した。