暴動拡大の英国、各国から注意勧告相次ぐ
ロンドン(CNN) 英各地の都市で反イスラム、反移民の暴動が続発していることを受け、イスラム教徒の多い国などが相次いで自国民に注意を呼び掛けた。
英国では女児3人が刺殺された事件の犯人が移民だったとの誤情報をきっかけに、暴動が拡大。亡命希望者が滞在するホテルなどが襲われ、警察との衝突で数百人の逮捕者が出ている。
この事態を受けて、マレーシア外務省は4日、他国に先駆け、X(旧ツイッター)上で英国在留の国民に警戒を呼び掛けた。
在ロンドンのインドネシア大使館も同日、英国在留者を対象に、旅行や外出先での活動に注意し、人混みやデモ隊の集まる場所を避けるよう警告を発した。
ナイジェリア外務省は5日、英国への渡航者に対し、極右勢力などによるデモで暴力や騒動のリスクが高まっていると指摘。現地では人混みや大規模な集まり、政治的なデモ行進や集会を避けるよう求めた。