イスラエル、ガザ地区の人道支援地域を攻撃 死傷者多数の恐れ
(CNN) イスラエル軍がパレスチナ自治区ガザ地区南部ハンユニスの人道支援地域を攻撃し、多数の死傷者が出たとみられる。人道支援地域には避難してきた人々がとどまっている。イスラエルは同地域のイスラム組織ハマスに対する攻撃だと述べた。
イスラエル国防軍(IDF)は9日夜、ハンユニスにある「人道支援地域内に設置された司令部内で活動していたハマスのテロリストを攻撃した」と発表した。
この攻撃はイスラエル総保安庁(ISA)と空軍の指示に基づき実行され、精密兵器の使用や空中監視など、民間人の被害を軽減するための措置が講じられたという。
ガザの民間防衛隊の報道官によると、攻撃に関する警告はなかった。
ハマスのメディア部門アルアクサ・テレビが共有し、SNSで拡散している映像には民間防衛の隊員が砂を掘り、行方不明者を捜索している様子が映っている。衣服や靴が一面に散らばっている。CNNは独自に映像を検証できていない。
イスラエル国防軍はガザ地区のハマスやその他の武装集団が「指定された人道支援地域を含む民間および人道支援インフラを意図的に悪用し」テロ活動を行っていると非難している。