サメに襲われドイツ人女性が死亡 スペイン領カナリア諸島
(CNN) アフリカ北西部沖の大西洋に浮かぶスペイン領のカナリア諸島付近で、ドイツ人女性がサメに襲われて死亡した。
スペイン国家警察が18日にCNNに語ったところによると、死亡したのはドイツ国籍の31歳の女性。16日にサメに襲われて片脚を失っていた。
女性はヘリコプターでカナリア諸島グランカナリア島の病院に搬送され、この病院で死亡した。
対応にあたったスペインの海難救助当局によると、女性がサメに襲われたのは、グランカナリア島から南南西へ514キロ、アフリカ北西部・西サハラのダクラから西へ180キロの海上だった。
地元メディアの報道によれば、女性は片脚を失って心臓発作を起こしていた。
女性はヨットに乗って14日にグランカナリア島のラスパルマスを出航。サメに襲われた当時はヨットの横を泳いでいたとロイター通信は伝えている。
米フロリダ自然史博物館が管理する「国際サメ襲撃ファイル」によると、カナリア諸島付近で人がサメに襲われるケースはまれで、記録に残っているのは6件のみ。
年間を通して温暖な気候に恵まれているカナリア諸島は観光地として人気がある。