エールフランス機、イランのミサイルと同じ空域を飛行 イラク上空で

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エールフランス本社=パリ北部シャルル・ドゴール空港近郊/Joel Sagat/AFP/Getty Images

エールフランス本社=パリ北部シャルル・ドゴール空港近郊/Joel Sagat/AFP/Getty Images

(CNN) フランスの航空会社エールフランスは9日、パリ発ドバイ行きの旅客機がイラクの上空で、イランからイスラエルに向けて発射されたミサイルと同じ領空を飛行していたと発表し、この経緯について調査していることを明らかにした。

イランは今月1日、ミサイル数十発をイスラエルに向けて発射。ミサイルはイラクの上空を通過してイスラエルに到達した。

エールフランスAF662便は、イランが攻撃を開始した協定世界時1日午後4時45分ごろ、イラクの領空を飛行していた。イラクの領空から出たのは同午後5時ごろだった。

イラク当局は同5時56分に領空を閉鎖した。

エールフランスによると、イランが弾道ミサイルなどでイスラエルを攻撃するという情報を事前に入手して、午後5時からはイラク領空の飛行停止を決定した。

イスラエル、レバノン、イランについてはそれ以前から領空の飛行を避けており、AF662便は「全ての航空会社が使用する特別な回廊」を飛行していたという。

この攻撃があった夜、それ以外のエールフランス便は針路を変更してこの地域を迂回(うかい)したと強調している。

フランスのテレビ局LCIによると、エールフランスの操縦士は操縦室から夜空を通過するミサイルを目撃し、イラクの管制塔から「グッドラック」と告げられていた。

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