ユダヤ人学校に銃撃、憎悪犯罪として捜査 カナダ・トロント

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発砲現場を捜査する警官=カナダ・トロント/Nick Lachance/Toronto Star/Getty Images

発砲現場を捜査する警官=カナダ・トロント/Nick Lachance/Toronto Star/Getty Images

(CNN) カナダ東部トロントで12日未明、ユダヤ人学校の窓に複数の銃弾が撃ち込まれ、警察が憎悪犯罪(ヘイトクライム)として捜査を開始した。

当局者らによると、現場の女子小学校が銃撃を受けたのは、今年2回目。5月にも同様の事件が起きていた。

警察幹部は記者会見で、この日がユダヤ教の重要な祭日「贖罪(しょくざい)の日」(ヨム・キプール)に当たることを指摘した。

同幹部によると、容疑者の詳細情報は未公開。これまでに逮捕された者はいない。捜査には、憎悪犯罪の専門チームが参加している。

負傷者は報告されていない。銃撃音を聞いたとの通報もなかった。学校はユダヤ教の新年(ロシュ・ハシャナ)から贖罪の日にかけての休暇中で、建物の中にはだれもいなかった。

同幹部は、前回の銃撃との関連は今のところ不明としたうえで、捜査の重要な側面であることは確かだと述べた。犯行現場の映像を公開することも検討しているという。

トロント警察は最近、ユダヤ人地区に配置する警官を増員していた。今後もこの態勢を維持する構えを示し、市民に映像提供などの協力を呼び掛けている。

トルドー首相は、X(旧ツイッター)を通した声明で「反ユダヤ主義はおぞましく危険な憎悪の一形態。放置はしない」と強調した。

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