ガザ北部の学校に空爆、28人死亡 イスラエル軍「ハマスが使用」
(CNN) イスラエル軍は17日、パレスチナ自治区ガザ地区北部を空爆し、少なくとも28人が死亡した。病院関係者らがCNNに明らかにした。
カマルアドワン病院のハッサム・アブ・サフィヤ医師は、避難所として使用されているジャバリヤ難民キャンプ内の学校に空爆があり、28人が死亡したと明らかにした。
ガザ北部の救急隊の責任者を務めるファレス・アファナ氏によると、空爆で少なくとも150人が負傷しているという。
アファナ氏はまた、ジャバリアから近くの病院に救急車で負傷者を搬送できない状態が13日続いていると説明した。加えて、重傷者の治療を行う専門医が不足しているという。
イスラエル国防軍(IDF)は、イスラム組織ハマスとガザの武装組織「イスラム聖戦」の戦闘員らが使用している指揮統制施設への空爆を行ったと発表。同施設は、ガザ北部の「以前」は学校だった敷地内に置かれていたと主張した。
イスラエル軍は1年にわたってガザで軍事作戦を展開しているが、ハマスが北部で態勢を立て直そうとしている兆候がみられるとして、今月初めに同地域で広範な作戦を新たに開始した。
この攻撃を受け、何万人ものパレスチナ人がガザ北部から避難しているほか、多くの人が北部で孤立し、悲惨な状況に置かれているという。